コラム:ふりがなの話 ─総ルビ・初出ルビの種類・両側ルビなど─

漢字のふりがなは、一般的に「ルビ」と呼ばれています。
ルビには、学習指導要領に沿ったルールがあります。

その学年で習わない漢字はひらがなで表記。
その学年中に習う漢字はルビを付ける。
前の学年までに習っている漢字にはルビを付けない。
といったものになります。

総ルビというのは、出てくる漢字すべてにルビを付ける事を言います。
広範囲の読者を対象とした書籍などで使われます。
子どもの読者を想定した絵本などでは、カタカナやローマ字にもルビが付いたりしますね。

初出ルビでは、最初に出てきた漢字にだけルビを付けます。書籍で最初の漢字にだけや、章ごとに最初の漢字、見開きごとで最初の漢字にルビを付けることがあります。

また地名や人名など同じ漢字に2種類の読み方がある場合、横組みでは上下、縦組みでは左右の両方にルビを付けることもあります。

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